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乃木坂46 『羽根の記憶』 ミュージックビデオに指揮者役で出演


指揮者が『指揮者役』で出演、というのも変な感覚なのですが、乃木坂46さんの新曲、『羽根の記憶』のミュージックビデオに、その指揮者役で出演致しました!

メンバーの皆さんは、都内、江の島、鎌倉、と様々な所で撮影されたようですね。

私は、東京の西の方にあるホールで、完成映像のイメージを浮かべながら、指揮の演技!?をさせてもらいました。

収録の直前に曲のデータをもらい、試聴。ほんとにいい曲で鳥肌ものでした。

素晴らしい曲と素晴らしい歌詞。

ちょっとでもイメージが膨らむよう、曲を聴いて歌詞を書き出し、ピアノですべて弾いてから、いざホールへ。

撮影ですが、はじめはテンポに合わせて、リズムがよく見えるように振っていたのです。

でも、岡川監督からは、オーケストラを振っているように、とのお話。

そう、これは指揮を見てテンポが分かったり、曲の構造が分かったり、というものではなく、映像作品の中のワンピース、ということ。

ならば、空を飛翔しているような、そして曲の世界に一番最初に指揮者が入り込んで、そこに乃木坂46のメンバーさんが引き込まれていくような・・・

そんなことを意識しながら演技させてもらいました。

曲スタートの指揮なんて、クリックも当てていないし、テンポもずれておりますが、

そんなことより絵としてどう美しくなるか、というのを経験ないながらに考えながらやってみました。

例えば、映像は横長なので、縦の空間を使いすぎると、いい絵にならない。

横に広げることで、曲の透明感や爽やかさを表現してみたつもりです。

まぁ、サビの部分なんか曲が素晴らしくて、考えていることすべて忘れて、笑顔で口ずさみながら空を舞うように踊っていた感覚でしたけれど・・・

そして、7/3に完成映像を拝見して、素晴らしい曲と歌詞に、素晴らしい映像が付いて、ひとつの芸術作品に仕上がっており、心から感動しました!!

色彩の世界観、パズルのように繋がるひとつひとつのピース。

主役である乃木坂46のメンバーさんは、白をはじめ、淡い色調の世界に入っている。

そのメンバーを引き立てるための黒。

唯一、映像の中で黒の色調なのが指揮者のカットなんですね。

(後は、題名が表示されているカットも、ですが)

私の演技がお役に立てたかは分かりませんが、黒が入ることで、より淡い世界が引き立っているのだと思うし、

メンバーの皆さんが美しく映えるのだと思うし、何よりセンターに白を持ってきているのは、そのコントラストが最も生かせるからなんだろうな、と思いました。

対極にある色彩のコントラストを使って、より透明感や美しさを引き立てる。

それから、コントラストといえば、静から動へのコントラスト、タイミングが絶妙で、どんどん映像に吸い込まれていくという凄さ。

指揮者として音楽作品の魅力を伝える際にも、とても勉強になる芸術作品です。

岡川太郎監督の世界観に心を打たれました・・・

監督の岡川太郎さん、撮影スタッフの皆さん、クライス音楽事務所の白井社長。

本当にありがとうございました! たくさんの人が繋がって素敵なものが生まれていく。

その中のひとつとして、ほんのちょっと貢献出来たなら、とても嬉しいです!

最後に。このブログ、もちろん『羽根の記憶』をリピートしながら書きました(笑)

なかじま あきひろ

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